Staff Writer
成功する海外SNS!Vol.1 どこから始めればいい?
更新日:2020年4月11日
海外進出のためのソーシャルメディア戦略のポイント
海外進出する企業にとって、今ではソーシャルメディア戦略は必須となりましたが、どこから始めればいいか、いまいちわからないという方に分かりやすくポイント解説いたします。

ソーシャルメディアをそもそも使う理由とは?
今では誰もが見る「メディア」として使われるソーシャルメディア。一般的に企業がソーシャルメディアをマーケティング手段やツールとして使う理由としては、企業や商品のブランディング、そして広報や広告出稿の手段のために使う事が多いかと思います。これにより、認知向上から売上向上、顧客数の向上、などといった目的でソーシャルメディアマーケティングする企業の中には「デジタルカタログ」のような使い方をする企業も多くあるかと思います。これらのような使い方ももちろんメリットがある一方、デジタル版営業カタログで終わる場合も多々あり本来ソーシャルメディアならではの活用方法を見落としてしまう可能性もあります。
こちらの記事では、そんな営業カタログ的使用から抜け出し、認知向上や売上向上のほかにもコミュニティ構築をし、自社のオウンドメディアとしてつくりあげていくための3つのポイントを解説します。
1.オーディエンスを知る。
オーディエンスとは、直訳で聴衆や観客という概念となりますが、マーケティングやPR的に言うと自社の「メッセージやストーリーを伝えたい人たち」です。あくまでも、商品を買う人たちではなく、自分のメッセージやストーリーを伝えたい人たちの事を指します。もっというと、自分が発信するメッセージやストーリを聞いて共感してくれる人たちです。まずはソーシャルメディアの運用を企画する際は、自分のメッセージやストーリを聞いて共感してくれる人たちとどのように繋がる事が出来るか?という点をを考える事が重要です。
ここのソーシャルメディアに対するマインドセットが違うと、ソーシャルメディア=商品を売りつけるところという方程式でしかソーシャルメディアの企画・運用ができず、結局「買って~買って~」というメッセージやテーマに集中してしまい、フォロアーからの共感を得れず、コメントやライク、シェアを得れないコンテンツとなってしまいます。その結果、最終的にはあまり商品やサービスが売れずに終わるというケースがよくありますので要注意してください。
海外進出する際は特に、ソーシャルメディアマーケティングを始める前、まずは自社のオーディエンスとはいったいどのような人なのか?という部分をよく考える事が大切となります。特にアメリカ市場では、宗教も人種も、性別も本当に多様多種とあるので、日本で行うターゲット層の選定の仕方やマーケティング手法では結局成功できずに終わるケースも多々あります。
なので、まずステップ1として、結局この商品・商材が発信したいメッセージやストーリーは何なのか?という点から、そのストーリーをどのような人たちに発信し、伝えていきたいか?という点を問いただし、明確にしていきましょう。
2.ユーザーを知る。
次のステップとしては、そのオーディエンスの中でも自社の商品や商材を使い喜んでくれる人とはどんな人か?という部分を洗い出していきます。ここでは、ユーザーとは「自社の商品や製品を使ってくれる人たち」と定義します。
ここでのポイントは、このユーザーの人たちのイメージがすぐに浮かばなくても、何となくでも良いので、少しでも鮮明に描き出す事が必要となります。たとえば、こういう人たちが使うと喜んでくれる、や既存の日本のユーザーにはこのような評判がある、などといったとっかかりやヒントから始めても構いません。まずはどのようなユーザーが潜在的にあるか、そしてどのような人たちに使ってもらえると一番喜ばれるか、を明確にしていきます。
3.オーディエンスやユーザーが集まるメディアとは何かを考える。
次に、様々なソーシャルメディアがある中で、自社の商品やサービスにぴったりのソーシャルメディアの選定をしていきます。ポイントとしてはステップ1や2で分かったユーザーやオーディンスが集まるメディアを選定して行きます。
Facebook(フェイスブック)
Instagram(インスタグラム)
Youtube(ユーチューブ)
Twitter(ツイッター)
LinkedIn(リンクドイン)
Reddit(レディット)
Pinterest(ピンタレスト)
Meetup(ミートアップ)
TicToc(ティックトック)
Yelp(イェルプ)
等など
上記リストはアメリカや北米でメジャーなソーシャルメディアとして抜粋してリストアップしたものですが、まさにオーディエンスや用途・コンテンツの内容によりけりで様々です。そのため、ステップ1と2を考え、明確化する事が非常に大切となります。
ただ、もし1と2のステップを経ても分からない。もしくは時間がないから「とりあえず始めたい」という事であれば、フェイスブック1つから始める事をお勧めします。それでもいざとなってコンテンツを開始していくとなった時、いずれはステップ1と2を明確にしていく事は大切になるので、1と2のステップはリサーチし続け、明確化していく事をお勧めします。